『足元に目を向ける！』
大倉信師
“Look at Your Feet!”
by Pastor Makoto Okura
私はいつも車のタイヤに目を配るようにしています。日本語で車のタイヤの状態を「足回り」と言います。足回りに問題がないか、いつも注意を向けるのです。
かつて一週間に二回、タイヤに釘が刺さっているのを見つけました。釘一本といえども、あなどってはなりません。そのことにより、フリーウエイでタイヤがバーストして、大きな事故になるかもしれません。釘一本で私達は命を失いかねないのです。
２０００年前の教会はコリントやローマという彼方の宣教地に目を向けていきます。その時に彼らがしがちなことは、彼らの心が彼方の宣教地だけに向けられていて、その足元に対して目が届かなくなることです。遠くの地で為される宣教のニュースは確かに教会に多くの喜びをもたらしたことでしょう。しかし、もし、彼らの目が遠くばかりを見て、自らの足元を見なくなったら何が起こりますか。遅かれ早かれ、彼らは世界宣教に力を注ぐことができなくなるでしょう。
私達は遠くを見、遠くに出ていくべきです。しかし、私達はそれ以上に私達の足元をいつも見ていなければなりません。足元がしっかりしていてはじめて、私達は遠くまで歩き続けることができるのです。
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