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『御翼の陰に生きた女性達』大倉 信 師

2021年5月9日(日)


五年前、教会の方達とイスラエルを訪れました時、死海の目の前に建つホテルに宿泊しました。窓から眺める死海の対岸はヨルダン領土となり、その場所は古代にはモアブと呼ばれていた土地でした。そんなモアブの山を眺めながら、その時、ある女性に思いを寄せました。「あの場所が彼女の故郷、こんなに近くまで来たのだなー」とその時、感慨にふけたのを忘れることができません。

その女性とはルツであり、彼女の名前は聖書のルツ記の名前となりました。彼女はイスラエル人ではなく異国モアブ出身の女性だったのです。ルツが生きた時代は今から3000年も前でしたが、今を生きる私達に彼女の生涯はとても大切なことを語りかけます。今日は「母の日」、ルツの物語が私達の物語となりますように祈ります。




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