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『こうして教会は(27):聖霊と信仰によって導かれる神の物語』大倉 信 師

2020年3月1日(日)


『エチオピヤ人の女王カンダケの高官で、女王の財宝全部を管理していた宦官であるエチオピヤ人が、礼拝のためエルサレムに上り、その帰途についていたところであった』(使徒行伝8章27節―28節)

今日のメッセージでとりあげましたエチオピアにはユダヤ教を信奉しながら数千年来、自らをユダヤ教徒として暮らしてきた「ファラシャ」と呼ばれる人達が10万人もいました。


1975年にはイスラエル政府が彼らをユダヤ教徒(人)と認め、イスラエルへの帰還が始まりました。1991年5月にはエチオピアのメンギスツ・ハイレ・マリアムの独裁主義政権が崩壊する直前に、時のイスラエル政府は「ソロモン作戦」と称して、彼らを短時間でイスラエルに大量輸送して脱出させました。


その時のイスラエル首相のイツハク・シャミルはエチオピアからイスラエルの軍用機と民間機(エル・アル航空)を計35機使って、5月24日の10時から翌25日の11時までの25時間の間に延べ41回、両国の間、2400キロを飛行させ、約1万4000人の人々をイスラエルに帰還させました。これらの帰還により現在、ほとんどのエチオピア系のユダヤ教徒はイスラエルに暮らしているといいます。


なぜエチオピアにそれだけのユダヤ教徒がいたのでしょうか。その諸説の中にエチオピアの対岸にあるシバ国(現在のイエメン)の女王が紀元前10世紀にイスラエルのソロモン王と出会うことにより、この一帯にユダヤ教が伝わったということが有力な説なようです・・・。





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