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『 新しい出発(3):「未来の棚」に既に置かれているもの』大倉 信 師

2022年3月6日


50を超えますと若い時には考えたことがない思いが自分の内にあることに気がつかされます。その一番、大きなことは「自分の最後」というものを意識するようになったということです。そして、そのことにより私は「死から逆算して今を考える」ようになりました。若い時は「俺の人生も残り60年か」なんてことは考えません。考える必要はないからです。そして、それでいいのだと思います。20歳の青年が死から逆算して日々を暮らしているというのは決して健全ではありませんから。 朝、ディズニーランドに入園し、一日、思いきり楽しもうという時に閉園の悲しみを考える必要はありません。しかし、閉園が一時間後に迫る時、私達は残りの時間を何に使おうかと考えるのです。 日本語に「終わりよければ全てよし」という言葉があります。この言葉はこれから終わりに向かう者に可能性を与えてくれる言葉です・・・。


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