『 「おはよう!」から始まるイースター』
大倉信師
The Easter That Begins With “Good Morning!”
by Pastor Makoto Okura
「そこで、彼女たちは、恐ろしくはあったが大喜びで、急いで墓を離れ、弟子たちに知らせに走って行った。 すると、イエスが彼女たちに出会って、「おはよう」と言われた。彼女たちは近寄って御足を抱いてイエスを拝んだ」(新改訳聖書:マタイ28章8節―10節)
私が死んで、セミタリーに埋葬されたとします。埋葬三日後、朝早く、妻がしばしの間、私の墓の前にたたずみます。そして、墓を後にしようとする時・・・。その時、復活した私が妻の前に現れたら、最初に私は何と言うでしょうか。両手を挙げて「よみがえったぞ〜!」と言うことでしょう。あるいは言葉で表現できずにガッツポーズで妻に近づき彼女を抱きしめるでしょう。私達の主、イエス・キリストは「その時」にこう、言われました。
「おはよう」
普通、この状況で「おはよう」と言いますか?この状況は人類が誰も経験したことのない前代未聞の状況です。「その時」とは、イエス様の両手両足に釘が撃ち込まれ、十字架に磔にされ殺され、死んで葬られてから三日後の時です。その時、私達は毎朝、取り交わしている「おはよう」というような言葉をはたして言うだろうか!そう、「おはよう」は特別な挨拶ではなく、日常的な、習慣的な挨拶なのです。
大抵の場合、「おはよう」の前に私達は「一夜の睡眠」をとっています。そうです、この言葉は眠って起きた後の言葉なのです。ということは、こういうことです。イエス様が槍で最後のひと突きをされた後のことを私達は「イエス様が死んでしまった」と言います。しかし、このことはイエス様の側から言えば「イエス様が眠りにつかれた」ということになるのです・・・。
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