2019年3月3日(日)
おそらく家族とは、私達の人生において互いに食事をする機会の最も多い人達です。この家族の食事のシーンというのは日本の映画やドラマでも定番の風景です。そして、その食卓の風景は今日の家族の姿というものを明らかにしています。
例えば映画「寅さん」ではその食卓の風景は真ん中に食卓があり、そこには父母がおり、また祖父母、それを囲むように子供達が座っていました。この形は高度成長期まで多くの日本のホームドラマに見られた光景です。
今から36年前の1983年に森田芳光監督の「家族ゲーム」という映画の中では親子が横一列に並んだ食卓の光景が描かれ、対話なき家族の姿が示されました。
さらにその15年後の1998年にNHKが2500人の児童を対象に食卓の風景の絵を描かせたところ、なんと三分の一が独りで食べる絵を書きました・・・。
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