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イースター礼拝『その時には完全に知るであろう』大倉 信 師


2018年4月1日

今は分かりませんがかつて日本の銀行は午後三時で閉店しました。そしてシャッターが閉まった銀行の中ではその日に取引きされた金銭が銀行員によって整理されているのだと聞いたことがあります。そうです、インターネットやカード決済がない時代、銀行のシャッターが閉まり、職員だけとなった銀行では、その日に預けられた現金が計算され、その日の取引きが帳面に記録されるのでしょう。でも、もしその最後に370円足りなかったら、それがピタリと合うまで帰宅することができない。そんな時に自分の財布の中から370円を足して早く帰ることがあるんだよなんて聞いたことがありますが、きっと、そんなことはないでしょう。あちこちを調べ、その足りない370円を見つけ出し、それらが加えられて、その日の帳簿の帳尻は合い、職員は安心して帰宅できるのです。

時に私達の人生の帳簿も私達の計算と合わないことがあります。このようなことは誰の人生にも一つや二つ、あるものです。そして、その時に私達は神を疑い、また神にたてつく事すらあります。しかし、私達は忘れていることがあります。この人生の帳尻は自分で合わせるのではなくて、それは私達の人生の営業時間が終わった後に神がその帳尻を合わせてくださるということです。そして、いつの日かその合わせられた帳尻を前に、私達は神をほめたたえる日が必ず来るというのが聖書の約束なのです。

●メッセージ音声

*録音の不具合により雑音が入っています、ご了承ください。

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