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『神の測りがたい知恵』大倉 信 師


2018年2月18日

私達は思います。クリスチャンだといったって世界の現実を見てみろ。もはや、そこにはクリスチャンが何を叫んでも届かないような大きな力があるではないか。周りを見回してもあまりクリスチャンはいないではないか。

このことは日本で暮らしていると特に実感します。学校の教室を見渡しても自分以外には誰もクリスチャンはいない。いいや、それはクラスだけではなく、学校の中に一人もクリスチャンがいない。職場においても同じ。近所においてもそう。統計に従うなら都会では100人に尋ねてやっと一人のクリスチャンに出会い、田舎においては1000人、2000人に一人というような確率であります。

信仰生活においてこのような現実の中に生きるということは大きなチャレンジをともないます。しかし、このような現実こそが聖書の世界で繰り広げられてきたことであり、このような状況の背後には神様の大きな御計画があるのです。

聖書を読んでいますと分かるのですが、聖書は一貫して「数が少ない」ということが敗北だとは言っていないのです。かえって少ない者達、力のない者達が勝利を得ていくというのが聖書の根底にあるメッセージなのです。私達は物事の全貌をつかむことができませんから、時に多い、少ないということで一喜一憂しますが、神様はそのような視点でこの世界を見てはいないのだということを私達は心にとめなければなりません。

●メッセージ音声

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